住所変更法

「そういえば引っ越し後、カードの住所変更手続きをしていなかった…」

ほとんどの人がインターネット上で利用明細を受け取っている今、手続きを忘れてしまっている方は少なくないでしょう。
しかし、前の住所を更新しないまま放置しておくと思いもよらぬ問題が発生するかもしれません。

そこで今回は「カードの住所変更・会員情報更新」をテーマに、実際の情報更新方法や、住所を更新しなかった場合のデメリット等について、分かりやすくまとめました。
読み進めて頂ければ、今のあなたが取るべき行動が分かります。

カードの住所変更は、インターネット会員サービスから済ませるのが一番簡単

住所変更に限らず、カードの会員情報が変わったらできる限り早い更新が必要です。
方法としては、インターネット会員サービスを使うのが一番手軽です。

各会社のインターネット会員サービス、もしくはアプリにログインし、マイページの「お客様情報」「登録情報の変更」などから変更手続きを行います。
どのカード会社の場合でも、手続き方法に大きな違いはありません。

★あなたが使っているカードのインターネット会員サービスは、以下のキーワードで検索すると発見できるかと思います。

• （カード名）　ログイン
• （カード名）　住所変更

よくわからない、上手くいかないならカード裏の電話番号に連絡してもOK

住所変更のため、一番簡単なのはインターネット会員サービスを使う方法です。

しかし、会員情報変更画面の場所や要求される情報が分かりにくいということはさほど珍しくありません。

もしもインターネット会員サービスを使った情報変更がうまくいかないときは、カード裏に記載の番号に電話をかけ、住所変更方法を教えてもらうこともできます。
また、書類を使った住所変更のための書類を新住所に送ってもらっても良いでしょう。
ネットを使った手続きが苦手なら、こちらの方がかえって早いかもしれません。

★郵送により住所変更手続きを行う場合、本人確認書類のコピーの同封などが必要となります。

住所変更のタイミングは原則として「住所が変わった直後」

カードの住所変更を行うタイミングとして理想的なのは、「住所が変わった直後」です。

現在はインターネット利用明細が普及していることもあり、引っ越しの後、住所変更を忘れてしまっている方も少なくないかと思います。
この場合はできる限り早く手続きを済ませるのがベストとなりますね。

ちなみに変更が遅れても、そのこと自体にペナルティは生じません。

カードの住所変更を行わないとどうなるの？変更忘れ＆放置のデメリット

「カードの登録情報を更新しないことそのもの」にペナルティはありませんが、放置しておくと、思わぬところで問題が生じるかもしれません。

①有効期限が切れる前に新しいカードを受け取れない

カードの住所変更を行わなかったせいで生じる、最も分かりやすいデメリットが「新カードを受け取れない」ことです。

カードの有効期限は普通5年間です。
この期限が近付くとカード会社は、登録住所宛てに新カードを郵送します。
あえて言うまでもなく、登録住所を更新しないと新カードが旧住所に向かってしまうわけですね。

特にメインで使っているカードの場合、スムーズに新カードを受け取れないというのは、それだけで大きなデメリットだと言って良いでしょう。

★家族カードなどの追加カードの発行を受ける場合も同様となります。

②重要事項を含む、カード会社からの通知を受け取れない

現在カードユーザーのほとんどは、利用明細をインターネット上で受け取っているでしょう。
しかし、カード会社からのお知らせは、ハガキの形で送られることもあります。

• 還元率を含む、カードのスペック変更
• おトクな特典追加などの案内
• 何らかの理由で支払いが滞ってしまった場合の督促状

特に督促状が届かないと、支払いの滞りや不正利用に気付けない可能性もあります。
あなた自身の今後のためにも、カードの情報更新は重要だということですね。

★その他、旧住所にカード会社から連絡が向かってしまうという可能性もありますが…。
一応カード会社からの各郵送物は、カード番号などを特定できないよう配慮されています。

住所変更が面倒かつそのカードを使っていないなら、解約してしまうのもアリ

もしもあなたが以下のようなカードをお持ちなら、住所変更の手続きを取らずに解約してしまう手もあります。

• 使用していないカード
• 引っ越しに伴い、不要になりそうなカード
  ┗現住所近くのスーパーで優待を受けられるカード等
• 特典や還元率に満足できないカード
  ┗還元率1％未満のカード等

カードを解約するには、原則としてカード裏の電話番号に連絡を入れればOKです。
電話一本で完結するため、住所の変更より簡単ですね。

★一部のカード会社であれば、インターネット会員サービスからの解約手続きも可能です。

★キャッシュカード機能が付いたもの等、特殊なカードの場合は解約手続きに手間がかかる場合があります。

TIPS：年収や職業などその他の情報を更新することで、利用可能枠をアップできるかも

実はカード会社は、契約済みの会員に対しても定期的に審査を行っています（途上与信）。

そしてもしもあなたの年収、職業などに変動があるのなら、住所と一緒にこれらの情報を変更することで、次回の途上与信時に限度額アップなどの恩恵を受けられるかもしれません。

実際、「知らないうちにカードの限度額が上がっていた」ことはさほど珍しくないものです。

住所変更の有無にかかわらず、古くなってしまった情報があるのなら随時更新していけるとよいですね。

★ただし年収が大幅に低下した場合などには、情報更新により利用可能枠低下などの悪影響が生じる場合があります。

カードの住所変更・情報更新についてのまとめ

カードの住所更新は、忘れがちではありますが重要な手続きです。

「引き落とし失敗に気づけず、知らないうちに信用情報にキズが…」なんてことにならないよう、引っ越し後はできる限り早く、会員情報を改められると良いですね。