「国際ブランド」とは、「カード発行会社」とは別に「決済の仕組み、システムをカード会社に提供している会社」を指します。
カードの国際ブランドは、カードについているロゴマークで判断できます。
この「Mastercard」「VISA」「JCB」などが「国際ブランド」です。
目次
カードを使えるお店は「国際ブランド」による
「どのお店で・どのカードを使えるか」は、お店が提示する「国際ブランド」のステッカーを確認することで分かります(カードが使えるお店なら、レジ回りに掲示があります)。
同様に「VISA」のロゴマークの付いているカードであれば「VISA」の記載があるお店、「JCB」のロゴマークの付いているカードであれば「JCB」の記載があるお店で支払いができます。
★ロゴマークがあれば、デビットカード・プリペイドカードなどカードの種類を問わず利用できます。ただし、一部、デビットカード・プリペイドカードでの支払いに対応していない場合はあります。
日本で発行できる「国際ブランド」
次に、それぞれの「国際ブランド」について解説します。
①「国際ブランド」の特色
日本で発行できるカードの国際ブランドには、以下の5種類があります。
VISA |
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Mastercard |
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JCB |
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American Express |
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Diners Club |
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American Express・Diners Clubブランドのカードは、作るのにある程度の収入と社会的ステータスが必要な場合がほとんどです。
はじめてカードを作る場合、その国際ブランドは「Mastercard」「VISA」「JCB」のいずれかを選ぶのが良いでしょう。
②さほど「国際ブランド」選びに神経質になる必要は無い
カードを申し込む際、国際ブランドを選択できるカードは多いです。
しかしカード対応のお店は主要な国際ブランドのカードであれば支払いに利用できるため、「国際ブランド」選びに神経質になる必要はありません。
「Mastercard」「VISA」「JCB」であれば、どの国際ブランドを選んでも問題なくカード決済を行えるでしょう。
「国際ブランド一覧」の表を参考に、行き先や使い方で選ぶのもいいですね。
★「国際ブランド」は名前の通り、国際的な存在です。つまり日本国外であってもVISA加盟店ならVISAカードを、Mastercard加盟店ならMastercardを利用できます。
ただし国際ブランド「JCB」は日本発祥という性質上、海外加盟店が少なくなっています。海外での利用を前提とするなら、世界トップシェアの「VISA」ブランド(もしくは二番手のMastercard)の選択をおすすめします。
国際ブランド会社が他社と提携せずに発行している「プロパーカード」
カードの中には、「<国際ブランド自身が>他社と提携せずに発行している」カードもあります。このようなカードを「プロパーカード」と言います。
日本では、「JCB」「American Express」「Diners Club」がプロパーカードを発行しています。
★より広い意味で、「<各カード発行会社が>他社と提携せず発行するカード」も「プロパーカード」と呼ばれる事が多いです。
まとめ
- 「国際ブランド」とは「カード発行会社」とは別に「決済の仕組み、システムをカード会社に提供している会社」(「VISA」「Mastercard」「JCB」など)のことである
- 店が提示する「国際ブランド」のステッカーを確認すれば、その国際ブランドが店で使えるかどうかわかる
- 「国際ブランド」ごとに特色も使えるお店も異なる
しかし、カード対応のお店は主要な国際ブランドならどのカードであっても支払いに利用できるので、さほど「国際ブランド」選びに神経質になる必要は無い - 国際ブランドの中には、他社と提携しない「プロパーカード」を発行している会社もある
「海外に旅行する予定がある」「よく行くお店が一部の国際ブランドしか扱っていない」などの事情が無い限り、国際ブランドにこだわる必要はありません。
「ブランドの異なるカードを2枚持ちする」という方法もありますし、まずは自分の気になるカードを選びましょう。