複数の券面デザインがあるカードを利用している場合、別のデザインに変更したい場合もあるでしょう。
今回は、カードの券面デザインを変更する一般的な方法をまとめました。
目次
カードの券面デザインは一般に、インターネット上の手続きで変更できる
一般に、複数の券面デザインを持つカードやリニューアルのあったカードは、任意のタイミングでデザインの変更(切り替え)が可能です。
ここからは、一般的なカードの券面デザイン変更方法についてお話します。
①カードの券面デザイン変更方法は主に「インターネット」または「電話」
券面デザインの変更ができるカードは、インターネットや電話で申し込みを受け付けているのが一般的です。
カード会社の電話窓口は混雑していることが多いです。
インターネットでの手続きが可能であればそちらを利用するのが良いでしょう。
★すでに新規発行を終了したデザインのカードを再発行してもらうことはできません。
②カード会社によっては「解約+新規発行」が必要な場合も
複数のデザインを持つカードのすべてがデザイン変更に対応しているわけではありません。
また、一見するとデザイン違いのカードでも、クレジット会社内では別カードの扱いとなることも多いです。
この場合は新しいカードを手に入れるため、旧カードの解約を求められることもあるでしょう。
★「自分のカードがデザイン変更に対応しているのかわからない」などの不明点がある場合には、カード会社への問い合わせをおすすめします。
③新しいデザインのカードは1~2週間後に、簡易書留で届くことが多い
インターネットや電話で券面デザインの変更手続きを取った後、新しいカードは1~2週間で届きます。
カードの送付方法は、基本的にサインを伴う簡易書留です。
新しいカードが届いた後、古いカードは特に理由がない限り、ハサミなどで細かく切断してから破棄してください。
カードのデザインを変更するのみなら、カード番号などは変わらないことが多い
カードの券面デザインの変更に伴いカード番号やセキュリティーコードが変わるかどうかは場合によって異なります。
カードの機能などに一切の変化がなく、ただデザインを変更するだけの場合であれば、カード番号などは据え置きとなるのが一般的です。
この場合はインターネット決済を行うときなどに、カード情報の更新は不要です。
ただし「同じカード会社の、別の種類のカードに申し込んだ」「有効期限が近かった」といった場合には、カード情報が変更される場合がありますのでご注意ください。
この場合は口座振替やインターネットショッピングなどを継続して利用するために、カード情報の変更手続きが必要となります。
★本カードの情報が変化した場合、ETCカード、家族カードといった追加カードにも影響が生じる場合があります。
カードの再発行の際には、カード会社の提示する注意事項をご確認ください。
カードのリニューアルがあった場合は、有効期限を待たずにカードを更新できる
カード会社によってはお手持ちのカードを入手してから今までの間に、新機能を持ったカードへのリニューアルを行っている場合があります。
この場合は「次回の有効期限が到来したときに現行のカードに切り替え」となるのが一般的です。
ただし新機能を持ったカードを早く手に入れたいという場合は有効期限の到来を待たずにカードの変更手続きが可能です。
ちなみに最近のカードのリニューアルでは、「表面にカード番号が記載されなくなった」「VISAやMastercardなどのタッチ決済機能が付いた」という内容が多いです。
使っているカードによっては再発行手数料が発生
あなたの申込先のカードによっては、デザイン変更の際に1,100円ほどの再発行手数料が発生します。
この手数料は、「カードの機能を変えずにデザインだけを変える」場合にはほぼ必須と考えてよいでしょう。
一方、リニューアル後のカードを早く手に入れたいという場合には手数料無料で対応してもらえることもあります。
再発行手数料についての仕様はカード会社やカードのグレードによって異なるため、公式サイトの情報をご確認ください。
★再発行手数料は、次回の請求の際にショッピングの利用分と合わせて請求されることが一般的です。
原則として「VISA→Mastercard」など、国際ブランドの変更は不可能
券面デザインの変更に対応しているカードであっても、国際ブランドの直接の変更には対応していないことが多いです。
例を挙げると、「VISAブランドのデザインA」から「MastercardのデザインB」へ変更することはできません。
ただし「VISAブランドのデザインA」を解約し、新しく「MastercardのデザインB」を作る、といった対応は可能です。
カード番号などはすべて変更となってしまいますが、国際ブランドを変更したいのならこの手続きを行いましょう。
★カード会社によっては、異なる国際ブランド・異なるデザインのカードの2枚持ちも可能です。
この場合の利用可能枠は、複数のカードで共通となることが多いです。
例えば利用可能枠が50万円の場合、「2枚で50万円」までカードを使える形となります。
まとめ
- 複数のデザインを持つカードは、1,100円ほどの再発行手数料を支払うことでカード番号などを変えずにデザインの変更ができる可能性がある
- カードのリニューアルがあった場合は、有効期限の到来を待たずに新機能や新デザインを持つカードへの交換ができる
- 一見似たカードでも、カード会社内での扱いが別カードとなっている場合や国際ブランドを変更したい場合には、「旧カードの解約+新カードへの申込み」という対応が必要なことも。
この場合はカード番号などが変化する - カードの券面デザインの変更は、インターネットまたは電話で申込みが可能
お気に入りのデザインのカードを使えば、日々のお買い物がより楽しくなります。
「やっぱり違うデザインにすればよかった」「新機能を持った新しいカードに切り替えたい」という場合には、各カード会社の会員ページなどから変更手続きを行うと良いでしょう。