「マイナンバーカードを新しく作るとたくさんポイントがもらえるらしい。
手続きが簡単ならやってみたいところだけれど…」
現在、総務省は「マイナポイントキャンペーン第2弾」を実施中です。
マイナンバーカードの新規取得、健康保険証としての利用申込み、公金受取口座の登録で、計2万円分のポイントを獲得できます。
しかもこの手続きは、スマートフォンさえあればほとんど難しくありません。
今回は「そもそもマイナポイントとは?」という解説から、実際にこのキャンペーンへ応募してみた記録、おすすめのポイント受け取り方法までを分かりやすくまとめました。
読み進めて頂ければ、意外と簡単に、お好きな方法で2万ポイントを獲得できるかと思います。
目次
そもそも「マイナポイント」って何?
まずは「マイナポイント」とはそもそも何なのか、という疑問にお答えしていきます。
①マイナンバーカードの交付申請などで「マイナポイント」がお得にもらえる
マイナポイントとは、「マイナンバーカードの交付など+キャッシュレス決済サービスでの申込み」によってもらえるポイントのことを言います。
消費の活性化とマイナンバーカードの普及を目的とした、総務省の「マイナポイント事業」の一環ですね。
②「マイナポイント」の受け取り方法は申込者が選択可能
気になる「マイナポイント」の受け取り方について解説します。
実際のところ、「マイナポイント」という名前のポイントシステムが存在するわけではありません。
マイナポイントの受け取り方法は、「マイナポイント事業」に参加しているキャッシュレスサービスの中から選択する形になります。
ポイントの獲得条件はサービスごとに異なります。
申込前に今一度、ご自身の利用するサービスのホームページをご確認ください。
ちなみにどのサービスを選んでも、もらえるポイントが最大2万円相当であることに変わりはありません。
どれが特別にお得、ということはないため、普段一番使っているキャッシュレス決済サービスを選ぶのが無難でしょう。
CHECKマイナポイントキャンペーン公式HP「対象となるキャッシュレス決済サービス検索」
★マイナポイントの受け取りには、選んだキャッシュレスサービスで一定金額以上のお買い物またはチャージを済ませる必要があります。
③もらえるポイント数は実施されているキャンペーンによる
どれくらいの「マイナポイント」がもらえるかは、実施されているキャンペーンによって異なります。
例えば2022年9月末まで参加できる「マイナポイントキャンペーン(第2弾)」だと、最大で2万ポイント(2万円相当)を受け取れますね。
現在実施のマイナポイントキャンペーン(第2弾)について(申込:2022年9月末まで)
ここからは、現在実施されているマイナポイントキャンペーンについてお話させていただきます。
- 「マイナンバーカード」を新規に取得で5,000ポイントもらえる
- 「健康保険証としての利用申込み」で7,500ポイントもらえる
- 「公金受取口座の登録」で7,500ポイントもらえる
→合計で最大2万円相当を受け取ることができます
※それぞれのポイントシステムは独立しており、任意の1項目または2項目のみの達成も可能です。
①「マイナンバーカード」を新規に取得で5,000ポイントもらえる
2022年9月末までに「マイナンバーカード」へ申込み、2023年2月末までにマイナポイントに申請すると、5,000円分のポイントを獲得できます。
こちらは「以前マイナンバーカードを作ったけれど、マイナポイントを受け取っていない」という方も対象ですので、ご安心ください。
マイナンバーカードは「写真付きの本人確認書類」として使える場面も多いため、運転免許証を持っていない方にとっては特にメリットが大きいかと思います。
CHECK4.マイナンバーカードの新規取得で5,000ポイントもらえる!その方法は?
②「健康保険証としての利用申込み」で7,500ポイントもらえる
2022年9月末までに、「マイナンバーカードを健康保険証として使う」ための申込みを行った場合、7,500円分のマイナポイントを獲得できます。
この手続きが完了すれば、以下のステッカーが貼ってある医療機関などで、健康保険証の代わりにマイナンバーカードを利用可能になります。
また「医療費控除の申告が簡単になる」「転職、引っ越ししても健康保険証として使える」という利点もあるため、こちらも早いうちに済ませておくのが良いでしょう。
★申請にはマイナンバーカードが必要です。
また7,500ポイントを受け取るためには、2023年2月末までにポイント申請を行う必要があります。
③「公金受取口座の登録」で7,500ポイントもらえる
あなたが2022年9月末までに「公金受取口座の登録」を済ませた場合も、7,500円分の「マイナポイント」を受け取ることができます。
つまり今後、国から給付金が下りることになった場合の手続きがスムーズになるということですね。
また7,500ポイントを受け取るためには、2023年2月末までにポイント申請を行う必要があります。
マイナンバーカードの新規取得で5,000ポイントもらえる!その方法は?
ここからは、はじめてマイナンバーカードを作るという方に向けて解説を進めていきます。
①交付申請には事前に届いているはずの「個人番号カード交付申請書」が必要
マイナンバーカードの申込みには、住民票の住所に届いているはずの「個人番号カード交付申請書」が必要です。
これは平成27年10月以降に、マイナンバー通知カードと一緒に届いたものですね。
これが手元にない状況、あるいは住所変更などがあったなら、市区町村役所で再発行手続きを行いましょう。
②インターネットや証明用写真機などでマイナンバーカードの交付申請
「個人番号カード交付申請書」があれば、お好きな方法でマイナンバーカードの交付申請が可能となります。
その方法は「インターネット」「市区町村役所でもらえる書類の郵送」「街中の証明用写真機の利用」から選択できる形ですね。
マイナンバーカードには、交付申請時に提出した顔写真が掲載されます。
すでに写真を持っている、または自分で写真を撮れるなら「インターネット」や「郵送」を利用しましょう。
これから写真を撮りたいなら「証明用写真機」を使うのが便利でしょう。
加工された写真や背景のある写真は認められないため、不安があるのなら証明用写真機を使うのがベストかと思います。
また「個人番号カード交付申請書」さえあれば、手続き自体はウェブサイトや証明用写真機の指示に従うだけで完了するでしょう。
CHECKマイナンバーカード公式HP「マイナンバーカード交付申請」
③マイナンバーカードの交付通知書が届くまでには1ヶ月ほどかかるので注意
任意の方法でマイナンバーカードの交付申請を行った後は、役所から「交付通知書」が届くのを待つことになります。
ただしこの交付通知書は、申込みから到着までに1ヶ月前後を必要としますのでご注意ください。
どんな方法でも、確実に1ヶ月以内でマイナンバーカードを作ることはできません。
★何らかの事情で急いで顔写真付きの本人確認書類が必要なら、原付か小型特殊自動車の免許を取ることをお勧めします(いずれも最短即日で発行/ただし試験あり)。
④交付通知書をもらったら市区町村窓口へ
交付通知書が届いたならマイナンバーカードの交付を希望するご本人が、市区町村役所に出向く必要があります。
この際には交付通知書(はがき)とともに、「顔写真付きの本人確認書類1点」または「健康保険証など、その他の本人確認書類2点」をお持ちください。
交付窓口で暗証番号などの設定後、マイナンバーカードを受け取ることができます。
★ご本人の病気や障害などの理由でどうしても直接の受け取りが難しい場合に限り、代理人によるカード受取が可能です。
この場合は本人確認書類の他、いくつか書類を用意する必要がありますのでご注意ください。
CHECKマイナンバーカード公式HP「マイナンバーカードの受け取り」
⑤マイナンバーカードを受け取ったなら、マイナポイント申請を(すでに発行済みの方もOK)
マイナンバーカード作成に伴う5,000円分のマイナポイントを受け取るためには、2023年2月末までにマイナンバーカードを使ったポイント申請が必要となります。
その方法は後述しますが、カード発行後に申請を忘れてしまわないようご注意ください。
ちなみに「すでにマイナンバーカードを作成済みだけれど、マイナポイントを貰っていない」という方も、キャンペーンへの参加は可能です。
数分で簡単!iPhoneで2万ポイントもらうための手続きをやってみた
現在キャンペーンが行われているということで、実際に3項目すべてへ申し込んでみました。
「思ったよりとても簡単」に済ませられたマイナポイントの申込みの過程を追っていきましょう。
★今回は申込みにiPhoneを使いました。
他の端末をご利用の場合は、若干内容に違いが生じるかもしれません。
①まずは「マイナポイント」アプリをインストール
まずは「マイナポイント」のアプリをApp Storeからインストールします。
(Androidの場合はGoogle Playでインストールします)
インストール料金は無料ですのでご安心ください。
インストール後は、もちろん「申込む」のボタンを選択します。
②マイナンバーカードの読み取りはカメラ機能を使って済ませられる
申込みの際には発行済みのマイナンバーカードの読み取りが必要となります。
この過程はスマートフォンを使うことで完了しますが、読み取りにはコツが要るようではじめは少し苦労しました。
というのもマイナンバーカード読み取りの際にはスマートフォンを上下させるような案内が出るのですが、実際の読み取りには「スマートフォンを定位置で数秒停止」する必要があります。
このあたりは機種によって異なるかもしれませんが、わたしの場合は「手前側から見て、iPhoneの上辺とマイナンバーカードの上辺が重なった状態で数秒停止」がベストでした。
③3つのキャンペーンへの応募は1度で済ませられる
その後は市役所で設定した暗証番号を入力したり、申込みたいキャンペーンを選んだりと、アプリの指示に沿って手続きを進めていく形となります。
ご覧の通り、3つのキャンペーンは同時申込みが可能となっていますね。
また、この後に「マイナポイント」の受け取り方法を選択することになります。
申込みの際にはポイント獲得条件を、今一度ご確認ください。
④「決済サービスID」はポイントを貰いたいサービスによって異なる
マイナポイント申込みの過程で入力が必要になるのが「決済サービスID」です。
何を入力するべきかは選んだキャッシュレス決済方法によって異なります。
わたしの場合はカード会社のインターネットサービスにログインし、「マイナポイント事業のご案内」ページより当該IDを確認する必要がありました。
CHECKマイナポイントキャンペーン公式HP「決済サービスID・セキュリティコードの確認方法」
⑤口座登録は「マイナポータル」アプリで別途済ませる必要アリ
ここまで入力した申込情報を確認したなら、これでいったん「マイナポイント」の申請も完了となります。
公金受取用の口座登録のためには、「マイナポータル」というもう一つのアプリをインストールし手続きを進めていく必要があります。
とは言えこちらも口座番号などを確認できるキャッシュカードを用意しておけば、画面の指示に従い必要事項を入力するのみで簡単に済ませられるはずです。
注意!ポイント受け取りには一定額(最大2万円)の決済またはチャージが必要
「マイナポイント」の受け取りには、各キャッシュレス決済業者が定める条件をクリアする必要があります。
例を挙げると以下のようになりますね。
【マイナンバーカードの交付に伴う還元】 マイナンバーカードを使ってキャンペーン応募後、指定期間内にカードを利用、もしくはキャッシュレス決済サービスにチャージする。 利用・チャージ額の累積が2万円に達したら、後日5,000円分のポイント付与。 ※利用額が2万円に満たない場合、決済額の25%を還元 |
【保険証としての利用+公金受取口座の登録】 利用申込み後、後日ポイント付与 |
大体どの決済方法においても、最大のポイントを受け取る条件は「指定期間内に2万円以上キャッシュレス決済サービスを使う」というもの。
「指定期間」は1ヶ月だったり2023年の2月末までだったりとキャッシュレス決済サービスによって異なるものの、普段から利用しているサービスであれば、大きく困ることも無いでしょう。
マイナポイントとキャンペーン第2弾についてのまとめ
マイナポイントキャンペーン(第2弾) |
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(1)「マイナンバーカード」を新規に取得で5,000ポイントもらえる ※最大還元にはキャッシュレス決済サービスが必要 |
(2)「健康保険証としての利用申込み」で7,500ポイントもらえる |
(3)「公金受取口座の登録」で7,500ポイントもらえる |
→合計で最大2万円相当を 受け取ることができます |
マイナンバーカードの取得そのものには時間が掛かるものの、それさえ済んでしまえば「マイナポイント」の受け取りは意外と簡単です。
スマートフォンとマイナンバーカードがあるのなら(あるいはこれから取得できるなら)、忘れないうちに手続きを済ませておきましょう。